一般社団法人ユーラシア国際映画祭は、主催の深月ユリア事務所と提携し、2023年12月8日に激動の2023年の芸能・社会の闇を暴き、真実を追求するシンポジウムを企画協力した。
テーマは「ジャニーズ性加害問題」と「パレスチナ戦争」。
登壇者は ジャニーズ会見で質問NG記者6名に選ばれた鋭い質問をすることで定評のある東京新聞記者、望月衣塑子、鈴木エイト、
芸能界性加害問題を告発した女優、石川優実、パレスチナガザ最新映像を報告する映画監督の樽谷大助、増山麗奈。司会に深月ユリア。
問題の根底にある日本社会の隠蔽・忖度体質を追求し法改正などの解決の道筋を元防衛大臣で衆議院議員・石破茂、福本悟弁護士とともに探る。(開催終了)
故ジャニーズ喜多川氏は50年にわたって未成年少年へレイプ・性加害を繰り返してきた。NHKやテレビ東京が提供していたジャニーズ専門のリハーサル室とトイレでも被害は起こった。
最高裁で加害事実が認められ、内部告発があったにもかかわらず、ジャニーズ事務所はメディアのキャスティング権を握るなど影響力を強め、問題は隠蔽され続けてきた。割腹自殺したタレントもいる。
2023年BBCがこの問題を取り上げたことをきっかけに、実名告発者が続出。現在、旧ジャニーズ事務所は会見で謝罪を行い、所属タレントをエイジェント契約とする、旧会社は被害者補償に特化する形とすると発表。テレビ局は反省番組を制作したが、嵐デビューの際に一人100万円超のハワイ取材接待などの利益供与あったことなどへの追及はない。故ジャニー喜多川と同様、死後、性加害の実態が明らかになったイギリスのテレビ司会者ジミー・サヴィルに対してイギリス警察は捜査を行ったが、日本の警察は本件の捜査を行っていない。
韓国では2009年に起きた女性芸能人の自殺をきっかけに、国策として計351人の芸能界のアンケートを実施し、その後被害者の裁判費用の負担も政府が行う相談窓口を設置するなど性被害者救済対策がある。私たち日本はどう変わっていけば良いのだろうか?
2023年10月7日にパレスチナ自治区のガザを実効支配しているイスラム主義組織ハマスが、イスラエルが建設したアイアンドームの境界を越えてロケット弾を発射し、イスラエル滞在中の外国人や市民を殺害し、人質にとったことをきっかけに、イスラエルはガザ地区の攻撃を激化。1ヶ月で病院や学校を含む一万人を超える市民への無差別大量虐殺が続いている
イスラエルはガザ市民へ避難を呼びかけていると主張するが、実際はエジプトの検問所から避難できるのは外国人国籍所有者だけ、市民は閉じ込められたまま、燃料、水、食料も尽き、深刻な人権侵害が行われている。
樽谷大助監督と増山麗奈監督両氏はガザ在住のサメハ・アハメッド氏より届けられた現地レポートをまとめ短編映画「ガザNOW~愛娘を奪われたジャーナリスト映像~」を発表し、ジャーナリストが16名殺害され、封鎖された現地の様子を伝える。
主催の深月ユリア氏は「人権意識が低い日本を変えていきたいです」と本イベントへの抱負を語る。
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児童虐待を許すな!! 故ジャニー喜多川児童性加害問題どうなる!?
メディアの忖度?逃げ得を許すな!
法改正あるか?問われる日本の人権意識
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ガザ緊急報告、現地映像上映!(増山麗奈監督、樽谷大助監督)
出演
石破茂(元防衛大臣、衆議院議員)
望月衣塑子(記者)
鈴木エイト(ジャーナリスト)
福本悟(弁護士)
石川優美(女優)
増山麗奈(映画監督・芸術家)
樽谷大助(映画監督・平和活動家)
〈司会〉
深月ユリア(ジャーナリスト、女優)